Record China 2010年7月12日(月) 13時5分
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7日、ブロガー・瞰天下はエントリー「中国の生活品質、どこがひどいのか」を発表、注目を集めている。お金のあるなしではなく、身の回りのちょっとした違いが中国と海外の差になっているという。写真はアオコが発生した安徽省亳州市の渦河。
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2010年7月7日、ブロガー・瞰天下はエントリー「中国の生活品質、どこがひどいのか」を発表、注目を集めている。以下はその抄訳。
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まず認めなければならないのは、中国の生活品質がひどいという点だ。海外に行くと、気になる中国との差は身の回りの細かいことばかり。こうしたちょっとしたことが快適になれば、生活品質は向上する。
水も中国と外国では全然違う。欧米では細菌の汚染などの心配がなく、煮沸することなく水道水を直接飲むことができる。これは決して軽視できない問題だ。水の浄化は難しい技術ではなく、中国の浄水場でも実現可能。ただし浄水場では飲用可能な水が汚れた水道管を通ることで汚染されてしまうのだ。全水道管の改善には相当な資金が必要となる。ところがドイツではビスマルク時代の水道管もあるが、いまだに活用されている。これこそが中国との差だ。
最も基本的な生存条件である水と空気。その汚染はGDPにこだわった代償だ。中国政府もこの点に気づき、今では環境保護指数も地方官僚の評価基準に加えている。しかし環境以上に海外との差が大きいのが生存条件だ。社会、仕事、収入、家庭など多くの要素が関係しているが、思うに外国人はお金持ちであれ貧乏人であれ中国人より楽しく生活している。私は欧州の家庭的なレストランに一人で行くのが大好きだ。コーヒーを飲みながら、オーナーの笑顔を見るだけで嬉しくなる。中国ではこうしたことはありえない。
中国と外国の差はまだいくらでもある。前を歩く人がドアを開けた後、後ろの人のために支えていてくれること。食事をする時に汚染されていないか心配しなくてもいいこと。深夜に地下鉄で帰宅する時に安全の心配をしなくてもいいこと。これは全部、生活品質の問題だ。
2006年、程涛(チェン・タオ)駐モロッコ中国大使は、アフリカは貧しい人が多いが、みんな元気で、子どものこと、明日のことで悩むことは少ないと紹介していた。中国人の生活はアフリカの人々より辛くはない。ただしとても疲れる。金持ちは金を使うことに、貧乏人は金を稼ぐことに必死になっている。リーダーも部下も、父親も子どももみんな疲れている。
これは近代化の代償というものだろう。韓国では近代化に邁進した数十年の間、健康が犠牲とされた。男性の平均寿命は50歳を切っていたという。高成長を続ける現在の中国では、労働者もホワイトカラーも、誰もが健康を犠牲にして、医療や住宅、教育などの費用を稼ぐために必死になっている。(翻訳・編集/KT)
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