2010年7月8日、中国新聞社によると、今年に入ってから7月8日までの期間、中国25省（自治区・直轄市）における水害被災者数は7677万人に上ることが分かった。

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水害による死者は483人、行方不明者255人、倒壊家屋47万棟、農作物の被害面積は4918ヘクタールに及び、移転を余儀なくされた人は513万人に上る。直接的な被害額は約909億元（約1兆1800億円）。

中国国家洪水・干ばつ防止総指揮部によれば、これら水害の被害者や被害範囲、被害額は2000年以降の平均値と比べ、死者以外のすべてで3割以上増えており、死者も1割余り増えている。

特に青海省で水害が多発している。つい先日も、雪融けと激しい降雨の影響で青海省のゴルムド川が氾濫し、今月6日には支流で20年に一度という大規模な水害が発生。続く7日には、同省の河川・湟水の支流域にあるダムが建設以来50年間で最大の水量を記録し、近隣流域の他のダムでもやはり記録を更新している。

8日以降、長江沿岸地域では2〜3日に渡って強雨が予想されており、同部は青海省でのダム決壊防止策を急ぐよう指示を発している。（翻訳・編集/岡田）