困った!アンテナ問題発覚のiPhone4、中国では返品できず―中国紙

Record China    2010年7月8日(木) 12時32分

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2010年7月、発売されたばかりの米アップルのスマートフォン・iPhone4のアンテナに不具合が見つかった。いち早く輸入品を手にした中国人ユーザーは返品すらままならない苦境に追い込まれた。写真は今年4月、南京市。iPhone3GSの広告。

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2010年7月、発売されたばかりの米アップルのスマートフォン・iPhone4のアンテナに不具合が見つかった。品薄のiPhoneをどうにかして手に入れたユーザーにとっては大打撃だが、いち早く輸入品を手にした中国人ユーザーの苦労は他国以上。返品もままならないなど泣きっ面にハチとなった。7日、南方都市報が伝えた。

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発売されたばかりのiPhone4だが、アンテナに不具合があり電波の受信に障害があることが明らかとなった。製品外周部がアンテナとなる構造が問題で、持ち方によって障害が発生するという。アップルは購入30日以内ならば返品が可能と発表した。

問題を受け、中国のiPhone4ユーザーにも返品の動きが広がりつつある。しかし他国と異なり、中国ならではの問題がつきまとう。iPhone4は中国ではまだ販売されておらず、流通しているのは米国英国などから輸入されたものだが、返品は購入国で行わなければならないためだ。友人に頼むなどどうにかして国の壁を乗り越えても、まだ問題は残る。

米国でのiPhone4販売価格(16Gモデル)は599ドル(約5万2500円)、人民元にして約4200元。中国で販売されている輸入品は8800ドル(約11万4000円)と輸入業者は多額のマージンをかけている。返品しても戻ってくるお金は正規の購入代金のみで、払った金額の半額に満たない。中国の携帯電話業界関係者は、いまは動揺することなく、アップルの無料アップグレードやその他の対策を待つべきだとアドバイスしている。(翻訳・編集/KT)

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