騒乱から1年、ウルムチの街は「一見平静。だが未だ分裂主義者の脅威が」―国営メディア

Record China    2010年7月5日(月) 15時28分

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4日、中国国営メディアは昨年の騒乱から5日で1年を迎える新疆ウイグル自治区ウルムチ市の様子について、「一見落ち着いているように見えるが、いまだ国家分裂主義者らの脅威にさらされている状態」と報じた。写真は4日のウルムチ市内。

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2010年7月4日、中国国営新華社通信(電子版)は、昨年の騒乱から5日で1年を迎える新疆ウイグル自治区ウルムチ市の様子について、「一見落ち着いているように見えるが、いまだ国家分裂主義者らの脅威にさらされている状態」と報じた。

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記事によると、ウルムチ市内の空港から市内に向かう道路には「兄弟省市の無私の支援に感謝する!」といったスローガンが大きく書かれた真っ赤な横断幕が掲げられている。中国当局が同自治区の経済レベルを上げるため、広東省や上海市など19の省・市に区内の各地域を割り当て、経済支援を行うことを決定したためだが、記事は「大規模な支援活動は新疆の経済発展を加速させ、人がうらやむほどの繁栄と幸福をもたらす」と強調した。

記事は、騒乱から間もなく1年経つウルムチ市内の様子について、「外から来た人は平静さとにぎやかさを感じるだろう。だが一方で街中にはパトロールの車が走り、パトロール隊も目を光らせている」と総括。いまだに国内外の国家分裂主義者らが社会の安定と民族の団結に脅威を与えているとして、問題解決のためには短期、中期、長期の政策が必要だと指摘した。

記事はまた、新疆大学に通うウイグル族の女子学生が「標準語とウイグル語が分かるので就職も引く手あまた」と話していると紹介。この女子学生は、「国の政策が良いから私たちのチャンスも増えた。卒業後はウルムチに残って働きたい。前を向いていくことで生活も徐々に良くなる」と語ったが、この言葉こそ新疆の人々の心の声を反映していると記事は伝えた。(翻訳・編集/NN)

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