「訛りで判別」中国人観光客をぼったくる一部台湾人―台湾紙

Record China    2010年7月2日(金) 11時17分

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6月29日、中国人旅行客による台湾観光が08年7月に解禁されて以来、多くの中国人が同地を訪れているが、彼らを相手にぼったくりをする商売人も一部いるのだという。彼らが中国人を見分けるポイントはずばり、“訛り”だ。写真は台北市の観光名所・士林夜市。

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2010年6月29日、中国人旅行客による台湾観光が08年7月に解禁されて以来、多くの中国人が同地を訪れているが、彼らを相手にぼったくりをする商売人も一部いるのだという。彼らが中国人を見分けるポイントはずばり、“訛り”だ。台湾のニュースサイト・中時電子報の報道を中国新聞社が伝えた。

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台北市内のナイトマーケット・士林夜市は無数の屋台が建ち並ぶ観光名所。台湾の名物料理をたらふく味わえる人気スポットだが、近ごろは価格表を表示しない店舗が増えている。その狙いは中国本土からやってきた観光客。現地の相場価格を知らない彼らに不正な値段を吹っかけるのが目的だ。その値段は適正価格の3倍に上るケースも。

中国本土と台湾では、公用語として「北京語(中国では普通話、台湾では国語と呼ばれる)」が使用されている。言葉での意思疎通に問題はないはずだが、一部の語彙が異なるほか、発音がかなり違うため、会話をすれば出身地はすぐにわかってしまう。イギリス英語とアメリカ英語の差異に近いイメージだ。よって、中国人観光客が出身地を隠すのは意外と難しい。

士林夜市で果物を商うある露天商は、「一部の悪質な露天商がナイトマーケット全体のイメージを損なうと迷惑だ」とこぼす。「確かに果物の仕入れ価格は日々変動するけれど、やはり価格は明示しないと。安くておいしくて種類も豊富な台湾の果物が評判を落としてしまうのは残念」と語った。(翻訳・編集/愛玉)

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