口パクは条例で禁止!「口パクしません」誓約書の提出も義務付け―中国文化部

Record China    2010年6月30日(水) 17時34分

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28日、中国文化部は、コンサートなどの公演活動を行う際には事前に「“口パク”しない」と証明する文書を提出させることを取り決めたことがわかった。写真は08年の北京五輪開会式で物議を醸した“口パク”騒動で注目された少女・林妙可ちゃん。

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2010年6月28日付の新華社によると、08年の北京五輪開会式で物議を醸した“口パク”騒動を受け、中国ではコンサートなどでの“口パク”を禁止する「営業性演出管理条例」と「同実施細則」が制定されたが、このほど中国文化部は、コンサートなどの公演活動を行う際には事前に「“口パク”しない」と証明する文書を提出させることを取り決めた。

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文化部の通達によれば、コンサートなどで事前録音した音源を用いる“口パク(歌唱だけでなく演奏も含む)”は法規に反しており、今回の措置は観客の権利を侵害する業界の悪しき風習を是正するとともに、こうした芸術分野での健康的な人材育成を後押しするためのものだという。

今回の措置により、コンサートを行う主催団体やプロモーション団体は、公演会場の所在する地方自治体に対し、“口パク”を行わない旨を書面申請することになる。また、会場には地方自治体の文化行政部門や法律部門の関係者が立ち入り検査を行い、条例に違反していないかチェックする。これに違反あるいは協力を拒否すれば、団体や個人の興行資格取消や罰金の徴収といった対応がとられる。また、文化部は業界全体の健全化への取り組みを強化していくという。(翻訳・編集/岡田)

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