「死ぬ前に母に謝りたい」肺がん末期患者と妻の願い―重慶市

Record China    2006年12月9日(土) 17時7分

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3年前に仲が悪くて母と縁を切った男性が、末期がんと診断され余命あとわずかという。彼とその妻は今、母親に謝りたいとその行方を新聞の尋ね人欄で呼びかけ捜している。

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2006年12月7日、ある肺がん患者の妻が重慶(じゅうけい)市の新聞社を訪れ、新聞を通して夫の母親を探したいと依頼してきた。

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話によると、彼女の夫劉(リウ)さん32歳が、今年7月12日に肺がんと診断されたのだそうだ。しかも症状は末期であり、医者に数か月の命と宣告されたという。

彼らが結婚してから、夫婦2人と彼の母親との間でけんかが絶えなかった。そこで3年前、裁判所を通じて縁を切った。以降彼の母親の行方は分からなくなっていた。

最近劉さんは体中の痛みを訴え、ついにがまんができなくなった。この前の日、眠りから目を覚ました劉さんは「死ぬ前に3年ぶりに母親に会いたい」と妻に語ったという。

夫の最後の願いを叶わせてあげたいと思い、妻は新聞紙を利用して呼びかけている。「夫の最後の願いを果たすため、私はお母さんにの前でひざまずき、昔のことを謝罪したいと思っています」彼女は涙を流しながらこう語った。

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