＜レコチャ広場＞歴史的変化！海外旅行で「メイドインチャイナ」製品を買う中国人旅行客

「世界の工場」中国で作られている製品はもはや低価格低品質の製品に限らない。世界的な一流ブランドの製品も多くが「メイドインチャイナ」だ。ところが、そうした中国で作られた製品を海外旅行に出かけた中国人が買い込むという奇妙な事態が起きている。ブログ「龍遊ファーストフード」は2010年6月17日、米国のアウトレットモールでの体験記を発表、注目を集めている。

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米国旅行中のこと。著名ブランド・COACHのアウトレットショップに行きたいとの話しを聞くと、ガイドは混雑するのでなるべく早く行ったほうがいいと携行してくれた。それではと一番乗りを目指し開店30分前に行ってみると、なんともう20メートルの行列ができていた。

店が開けば大混乱。1人5点までとの制限があるので、一度店をでた後、また行列に並ぶ人までいる始末だ。見ると買い物客の大部分はなんと中国人ではないか。ちなみに商品は全部、「メイドインチャイナ」。かつて外国製品を「信仰」していた中国人は、決して「メイドインチャイナ」の商品を買おうとはしなかった。それが今やアメリカで中国製の商品を買いこむ。まさに歴史的な変化だ。

実際のところ、衣料品やバッグ、玩具といった商品で、中国製以外の品を買うのは至難の業。もはや米国国内で生産されることはなく、中国でなければベトナムやインドネシア、スリランカといった第三世界の国々で作られたもので、「メイドインチャイナ」には及ばない。より開放的に、よりお金を持った中国人旅行客。外国で中国製品を買うことも気にならなくなったようだ。（翻訳・編集/KT）