騒音が年々深刻に、都市開発に対策が追いつかず―北京市

Record China    2010年6月20日(日) 10時30分

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18日、北京市内の騒音が平均で前年を0.5dB上回る54.1dBを記録したことがわかった。写真は北京市内のクラクション禁止の標識。

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2010年6月18日、北京科技報によると、このほど北京市環境保護局が09年「北京環境状況公報」を発表した。それによると、北京市の騒音は平均で前年を0.5dB(デシベル)上回る54.1dBを記録したことがわかった。

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記事によると、特に夜間の騒音が基準値を超える地区が増加しているという。さらに、ほぼすべての住宅地や文教地区で、昼夜ともに騒音の平均値が基準を超えていた。区域別では、東三環路、東四環路、南四環路、阜石路、長安街の西側などで最も騒音がひどく、いずれも年間平均値が70dBを超えた。

北京市労働保護科学研究所の盧文成(ルー・ウェンチョン)氏は、「北京市の騒音防止措置のレベルは、国内ではトップレベルだ。ただし、いつもマスコミが喜んでやる先進諸国との比較という点では、比べる意味があまりない」と言う。その理由は「先進国の人口は比較的少なく、ライフスタイルや都市開発の特徴も中国とは違う」というものだ。

北京市は驚くべき速度で発展している都市であり、道路も増え続け、人口の増加もとどまるところを知らない。政府も遮音壁などの防音対策を進めているが、現在のところ騒音を抑制するのは非常に難しいのが現実だ。(翻訳・編集/津野尾)

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