<北京オリンピック>水泳競技会場、「水立方(ウォーターキューブ)」がお目見え―北京市

Record China    2006年12月8日(金) 13時55分

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水泳やシンクロなどの会場となる「国家水泳センター(国家水泳中心)」。水泡をイメージした634枚の膜から成る壁面から「水立方(ウォーターキューブ)」と呼ばれる。中国とオーストラリアの建築会社が協力してデザインしたもので、2007年10月に竣工の予定。

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2006年12月7日、「北京2008」工程指揮部弁公室は、北京オリンピックの競技会場の一つ「国家水泳センター」の基礎構造部分がほぼ完成したことを国内外のマスメディアに発表した。「北京2008」工程指揮部のシニアエンジニア兼スポークスマンの呉競軍(ウージンジュン)氏の説明によると、現在、開催地・北京では、会場となる施設の建設ラッシュが続いているという。国家水泳センターをはじめ、メインスタジアム・国家体育場も構造部分の工事を終えて最終工程に入るなど、工程指揮部ではすべての施設の工事が順調に進んでいると、自信をのぞかせていた。

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オリンピックのため、新設または改築される施設は全部で22か所。メインスタジアムとなる国家体育場は、オリンピック公園のほぼ中央に位置し、木の枝を編んだような姿から「鳥の巣」という愛称で呼ばれる。ここでは開会・閉会式が行われるほか、陸上競技とサッカーの会場となる予定だ。その隣にある国家水泳センターは、「水立方(ウォーターキューブ)」と呼ばれる。オーストラリアの建築会社と共同で設計したもので、水中の気泡をイメージした膜を組み合わせた外壁が特徴的だ。公園内にはほかに、国家体育館や選手村などがあり、いずれも順調に建設が進んでいる。各国の選手が泊まる選手村は、42棟の住宅ビルで構成され、ABCDの4つの区に分けられている。記者やカメラマンなどメディア関係者が宿泊する「媒体村」も計画されており、16棟のビルの工事も行われている最中だ。

北京市内には、北京射撃館、バスケットボールの会場となる五カ(※)松体育館、自転車競技を行う老山自転車館、ボートレースなどを行う水上公園が新設されるほか、中国農業大学体育館、北京大学体育館、北京科学大学体育館、北京工業大学体育館が各大学の敷地内に建設中。大学内の施設はそれぞれ、レスリング、卓球、柔道・テコンドー、バトミンドン・新体操の会場とされるが、オリンピック後は各大学の施設として活用される予定だという。

北京オリンピック開催時には、新設会場も含め、合計37か所が会場となる予定。施設の整備とともに、北京の街もこれまでとは違った姿を現すことは間違いない。新しく生まれ変わった北京で、歴史に残る名勝負が繰り広げられる日はもう間もなくだ。

※カは(木へんに果)

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