<W杯>ブラジルからゴール奪った北朝鮮選手、月収187円の軍人だった―中国メディア

Record China    2010年6月16日(水) 23時31分

拡大

15日、W杯南アフリカ大会に44年ぶりの出場を果たした北朝鮮が、強豪ブラジル相手に1点を奪う健闘を見せた。ゴールを決めたのは33歳のベテラン、チ・ヨンナム(志尹南)選手。月収およそ14元(約187円)の軍人だ。資料写真。

(1 / 3 枚)

2010年6月15日、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に44年ぶりの出場を果たした北朝鮮が、強豪ブラジル相手に1点を奪う健闘を見せた。ゴールを決めたのは33歳のベテラン、チ・ヨンナム(志尹南)選手。月収およそ14元(約187円)の軍人だ。16日付で新浪体育が伝えた。

その他の写真

W杯第5日のブラジル対北朝鮮。王国ブラジルを北朝鮮の赤い壁が阻み、前半は0−0。後半、ブラジルが2点を先制するも、両チームともに疲労がピークに達した終了間近の44分。ブラジルのGKジュリオの頭上をチ選手のシュートが貫いた。試合は2−1でブラジルが勝利したが、44年ぶりのW杯で強豪相手に奪い取った1点は値千金と言えるだろう。

北朝鮮で生まれ育ったチ選手は、実はプロのサッカー選手ではない。朝鮮人民軍425隊に所属する軍人だ。鉄の規則で鍛え上げられた持久力と肉体は、33歳という年齢を全く感じさせない強靭さ。若い選手が多い北朝鮮チームをまとめるリーダー的存在でもある。

これほどの活躍を見せた北朝鮮選手だが、トップクラスの選手でも給与は約12元(約160円)程度だという。ベテランのチ選手でもせいぜい14元(約187円)程度だというから驚きだ。一方、ブラジルのスター選手カカの年棒は約900万ユーロ(約10億1000万円)。互角に近い戦いぶりを見せた両者だが、その収入差は実に500万倍以上にも上る。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携