<中ロ>エネルギー協力で利害が一致、「良き隣人関係」を深める―米紙

Record China    2010年6月19日(土) 16時30分

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9日、米紙は、中国とロシアのエネルギー協力関係が緊密化していると報じた。写真は07年、シベリア―太平洋石油パイプラインの建設に必要な資材を中国からロシア側に運ぶトラック。

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2010年6月9日、米ニューヨーク・タイムズ紙は「シベリアを越える橋を架ける」と題した記事で、中国とロシアのエネルギー協力関係が緊密化していると報じた。13日付で中国紙・環球時報が伝えた。

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広大なシベリア大地には数億台の自動車が作れるほどの鉄鉱資源が眠っている。この「資源の宝庫」に目を付けたのが、ロシアとはかつて国境紛争などで対立関係にあった中国の官僚やビジネスマンたちだ。今年、ヘリコプターに乗った中国の代表団がこの地を訪問。当時、彼らを案内したロシア側代表は「『私の足元に数十億tの鉄鉱石が眠っています』と言ったら、彼らは『すぐに始めてください。準備は出来ていますから』と答えた」と振り返る。

この短いやり取りからも、中国人がいかに大量の資源を必要としているかが良く分かる。ロシア側も鉄鉱、石炭、木材などの資源を、需要増大を続ける中国市場に何としても売り込みたい。ロシアの石油大手ロスネフチもシベリアからパイプラインで中国に石油を輸出する計画だ。中国にとっても陸路での輸入が可能になれば、危険なマラッカ海峡を通る中東への依存度を減らせるメリットがある。

ロシアにとって対中貿易は新たな繁栄の時代を期待させるもの。ある金鉱責任者は、「中国はロシアの隣人。その隣人が欲しいものを、売ってあげるのは当然でしょう?」と話した。(翻訳・編集/NN)

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