Record China 2006年12月7日(木) 19時52分
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石炭工場で働く作業員。彼は今、中国で最も危険な仕事に携わっているといえよう。
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中国は世界最大の石炭産業国であり、2004年の石炭産出量は、世界の35%を占めた。専門家によると、2006年の中国の石炭生産量は24.5億tを超えるという。前年に比べると2.6億t増加、12.8%の伸び率である。
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しかしその裏では、炭鉱事故の多発が問題となっている。世界の炭鉱事故のなんと80%が中国で起きており、100万tの石炭を製造するために、作業員3人が亡くなっている計算となる。1日平均にすれば15人が、作業中の事故で命を落としているということだ。これは南アフリカの30倍、アメリカの100倍。このままでは、炭鉱従事が最も危険な職業と言われてしまい、石炭産業を支える作業員が激減すれば、現在の発展も縮小されることも予想できるだろう。炭鉱内の作業環境改善にも、早急に目を向けてほしいところだ。
今、大きな変容を遂げつつある中国。4000年以上もの歴史と、多くの可能性を秘めた未来が交錯し、さまざまな魅力が溢れている。その未来に、パワーに、進歩にと、世界から今もっとも熱い視線を集める中国。<チャイナ・インプレッション>では、現在、そして未来の中国の表情をありのままにお届けします。
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