中国のストライキ・ブーム、珠江デルタから長江デルタに拡大―米華字紙

Record China    2010年6月11日(金) 12時59分

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9日、米華字紙・世界日報は記事「中国本土のストライキ・ブーム、長江デルタに蔓延=風雲急を告げる万博」を掲載。広東省仏山市のホンダ部品工場のストライキが他社労働者の模範となったと指摘した。写真はホンダのエムブレム。

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2010年6月9日、米華字紙・世界日報は記事「中国本土のストライキ・ブーム、長江デルタに蔓延=風雲急を告げる万博」を掲載した。

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広東省仏山市のホンダ部品工場で起きたストライキを発端として、労働者の動きは珠江デルタから長江デルタへと飛び火した。先週末、台湾企業が集まる江蘇省昆山市の台湾機械メーカーの工場で、従業員1000人が賃上げと待遇改善を求めてストライキを敢行。7日には警官隊と衝突する騒ぎとなった。

また同日には江西省の台湾企業の工場で、労働者が道路を封鎖し工場設備を破壊する騒ぎとなった。同工場ではストライキが続いている。香港の中国人権民運情報センターによると、事件の発端は5日、残業中の女性労働者を警備員が殴り、止めに入った男性従業員を警備員数人がかりで袋だたきにし、重傷を負わせたことという。ほかにも各地でストライキが相次いでいる。

フォックスコンの連続飛び降り自殺問題、ホンダのストライキ問題は最終的に従業員が大幅な賃上げを勝ち得るという結末を迎え、他企業の労働者を勇気づけるものとなった。ストライキを続ける昆山市労働者の請願書にはこう書かれている。「団結は力だ。闘って初めて希望がある。昨年のボーナスはもう遠い昔。今はホンダ、フォックスコンがある。俺たちの模範であり、力だ」と。(翻訳・編集/KT)

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