イラン大統領が近く訪中=国連の追加制裁協議で中国を牽制か―中国紙

Record China    2010年6月9日(水) 14時17分

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8日、イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領が今週中にも中国を訪問することが、イランの消息筋から明らかになった。写真は上海万博イラン館。

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2010年6月8日付の環球時報によると、イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領が今週中にも中国を訪問することが、イランの消息筋から明らかになった。

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仏AFP通信の報道では、米国は核兵器開発疑惑を理由にイランに対する追加制裁決議を国連安保理に促しており、9日、国連は公式会議を行うことを決めている。追加制裁が採択されるのは確実と見られているが、アフマディーネジャード大統領は中国政府の支持を取りつけ、こうした動きを牽制しようとしているのだと西側メディアは伝えている。アフマディーネジャード大統領は今回の訪中で上海万博を視察するほか、中国政府関係者と核問題について会談を行うと見られている。

一方、こうした報道とは異なる見方をする専門家もいる。中国・雲南大学国際関係学院の肖憲(シャオ・シュエン)教授は、アフマディーネジャード大統領の訪中は「対中関係の修復が目的」だと指摘している。これまでイランの核問題について、中国はロシアとともに欧米諸国とは立場を異にしていたが、今回の追加制裁案についてはすでに支持を表明しているためだという。

また、中国現代国際関係研究所の高祖貴(ガオ・ズーグイ)所長は、「大統領の訪中は当面の核問題のためだけではない。今回の追加制裁決議に大きな影響は及ぼさないだろう」とも指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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