「残業減らしてゆとりある時間を」社員連続自殺の台湾系企業が給与引き上げを実行―中国

Record China    2010年6月4日(金) 16時11分

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2日、台湾の大手電子機器受託生産メーカー・フォックスコン(富士康)は、中国工場の一般従業員全員の給与を30%以上引き上げると発表した。写真は5月29日、フォックスコンの従業員。

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2010年6月2日、台湾系大手電子機器受託生産メーカー・フォックスコン(富士康)は、中国本土工場の一般従業員全員の給与を30%以上引き上げると発表した。今年に入ってから同社従業員の飛び降り自殺が相次ぎ、これまでに10人が死亡している。低い給与と厳格過ぎる労働管理が自殺に追い込んだのではと同社は批判にさらされていた。2日、新華網が伝えた。

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給与引き上げは6月1日より実施。従業員、ラインリーダー、グループリーダーが対象となる。一般従業員の給与は月900元(約1万2200円)から1200元(約1万6300円)へ引き上げられる。もともと900元以上の月給をもらっていた一部の一般従業員、ラインリーダー、グループリーダーも30%以上の引き上げが約束された。

フォックスコンは給与引き上げは物価高とグループの業績に基づいて決定したと発表。同時に従業員の生活を重視しており、残業を減らして収入増を確保することで、ゆとりある時間を持ってもらいたいとコメントした。(翻訳・編集/KT)

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