GDPや工業生産高のデータねつ造、全国で大規模検査へ―中国

Record China    2010年6月4日(金) 17時15分

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3日、GDPや工業生産高などの統計に関する大規模な検査が実施されることが分かった。写真は南京南駅の建設現場。

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2010年6月3日、揚子晩報によると、中国の政府機関が発表する各種統計データの信ぴょう性に疑問が投げかけられるケースが増加していることを受け、中国国家統計局、監察部、司法部が合同で組織した部署・全国統計執法大検査リーダーグループ弁公室が全国で大規模な検査を実施することが分かった。

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同弁公室の責任者は2日、「虚偽の報告を行った責任者の処分を含め、違反行為については厳重に対処し、統計データのねつ造・虚偽報告を抑制したい」と決意を語った。同責任者によると、全国レベルで検査の重点項目となるのは、工業生産高、穀物生産量、固定資産への投資完了額、住民収入、国内総生産(GDP)、省エネ・汚染データなど。これらのデータの収集、調査方法、まとめ、報告、公布などの各段階に対して全面的な検査を実施する。

検査は、1)法に基づかない独自の方法で統計調査が行われていないか 2)提出されたデータに不実或いは不完全なものが含まれていないか。故意の遅滞、報告の拒否などがないか 3)統計機関、統計職員によるデータのねつ造、改ざんはないか 4)データを勝手に公表していないか、法定のデータを使用しているか 5)地方、部門、機関で深刻な違反行為あるいは監督不行き届きがないか―に重点が置かれる。

検査は6月から開始し、9月に総括する予定。一般からの電話や電子メールによる通報も受け付け、違反行為があったデータは公開される。(翻訳・編集/HA)

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