大量のLPガス漏れ、爆発の恐怖の中必死の処理活動―遼寧省撫順市

Record China    2006年12月6日(水) 11時42分

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ガス会社のタンクから大量のLPガスが漏れ、周囲の住民が避難1000人が避難し、鉄道や車などは全面的に走行を停止させられた。写真では霧と混じったLPガスが、地上にたまっている様子が分かる。

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2006年12月4日の朝6時36分、遼寧(りょうねい)省撫順(ぶじゅん)市の東洲(ドンジョウ)区撫順LPガス有限会社にある400立方メートルのガスのタンクから、LPガスが漏れた。この事故によって約100立方メートルのLPガスが流出した。

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撫順市消防支隊の消防隊員125人が25台の消防車に乗り、同市公安局の警官200人と共に現場に駆けつけた。安全確保のため事故現場から300mの区間に警戒線を設定し、さらにここに住む約1000人を警戒線外に避難させた。

撫順市消防局長の姜永和(ジアンヨンホー)さんは後になって、「今になってよかったと思うのは、風がなかったことだ」と語った。LPガスは空気より重く、地面にたまる。もし風があったなら、わずかの火の気ですぐ爆発する恐れがあった。

撫順市はすぐに鉄道、車などを全面的に停止させ、近所の小学校にも休講するよう通知を出した。また企業や一般家庭の電気を全て止め、700世帯の住民の暖房供給を停止。その後消防隊員が、水や消火液の泡などをかけて地上にたまっていたLPガスを薄めるなどの処理活動が行われた。こうしてガス漏れは無事に収まり、事件後しばらくして市民の生活も普段通りに戻ったという。

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