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先日、中国人の妻と子供を連れて車で買い物に出かけました。そこで思わぬ親切に遭い、妻と私はとても感激しました。特に中国人の妻にとって、全く知らない他人から親切にしてもらうことは驚きだったようです。資料写真。
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中国人の妻、子供と日本で生活を送っている私は先日、家族を連れて車で買い物に出かけました。
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買い物を終えると、外は突然の雨。私は妻と子供を店の入り口で待たせ、駐車場まで止めて置いた車を取りに行きました。雨がかなり激しかったので、急いで子供を車に乗せようとしました。
するとその時、近くの喫煙所でタバコを吸っていた40代くらいの男性が、傘に妻と子供を入れて車まで連れて来てくれたのです。私がお礼を言うと、「子供が濡れたらかわいそうだから」と言ってくれました。店の入り口から車まではほんの2〜3mの距離でしたが、「日本人の親切心はまだ死んでいない」と感じました。
妻もいたく感動していました。日本の生活を通じ、これまでにも友人や病院の職員などに親切にしてもらうことはありましたが、今回のように、全く知らない他人、利害関係の無い人から親切にしてもらうことは中国では考えられないそうです。
中国では家族や友人など身近な人達との絆が強く、その点は日本人以上にも感じられることがありますが、その反面、見知らぬ人に対して気づかいや親切をする習慣はあまりないように思います。ゴミを道に捨てたりすれば、他の人が不快な思いをするなどとは、思いつかないようです。たとえ、自分が他人の落としたゴミを見つけて不快な思いをしたとしても…。
それは中国の社会的事情や教育にもよるものが大きく、「なるべく見知らぬ人には関わらない方がよい」との考えが広がっていたり、「交通ルールを守れと子どもに説いている先生自身が、赤信号でも道路を渡っている」などの事実によって、「ちょっとした親切やルールを守るということが、見知らぬ他人にへの親切に繋がっていく」ということが習慣として根付いていません。その為、単純に「中国人は他人に冷たい」と一言で言えるものではない様です。そのような背景があるだけに、妻の驚きは大きかったようです。 (男性/38歳/中国在住歴5年/会社員)
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