ネットユーザーの9割が喫煙者、「毎日6本以上」が8割―中国

Record China    2010年5月30日(日) 13時9分

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27日、中国衛生部などによる「中国ネットユーザーの禁煙状況に関する調査報告書」から、回答者の90.4%が喫煙していることが分かった。資料写真。

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2010年5月27日に公表された「中国ネットユーザーの禁煙状況に関する調査報告書」から、回答者の90.4%が喫煙していることが分かった。中国新聞社が伝えた。

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この調査は中国健康教育センター、中国衛生部新聞宣伝センター、生命時報社が協力して行ったもので、調査に参加した人の数は1万5559人。90%を超える喫煙者のうち、89.6%が男性で、毎日6本以上の煙草を吸っている人は78%。喫煙歴が6年を超える人は73.3%にのぼった。そのうち、禁煙を試みたことがある人は98.6%で、その半数以上が過去に2回以上禁煙に挑んだことがあるという。

また、禁煙については60%が「自分と他人に対して責任ある行為」と見ており、約30%が「禁煙の普及は社会レベルを反映する」とみているほか、「禁煙はひとつのトレンド」とする人も10%を超えている。喫煙者の多くは喫煙が健康に悪影響をもたらすことを十分理解しているものの、禁煙にともなう苦痛から仕事が滞るなど、多くが結果的に禁煙に失敗しているという。そのほか、周囲の環境から再び始める人の割合も高く、4割を超えるという。禁煙の方法については、49%が自身の意志力に頼っており、「専門外来を利用する」としたのは36.5%、「認知行動療法を用いる」としたのは20%。

中国衛生部新聞宣伝センターの毛群安(マオ・チュンアン)主任は、「喫煙は健康を害する」との概念が一般市民にも認識されてきており、禁煙を試みる人も増えていることが分かったと話している。中国は現在、喫煙者人口が3億人を超えており、煙草の消費量が世界最多となっている。(翻訳・編集/岡田)

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