Record China 2010年5月29日(土) 10時0分
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豊富な水資源を持つ中国南方地区から水不足に悩む北方地区に水を引くために進められている「南水北調プロジェクト」。中央ルート・西ルート・東ルートと3つある開発ルートのうち、中央ルートで25日、北京市へ向けての第2回目の給水が開始された。資料写真。
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2010年5月26日、豊富な水資源を持つ中国南方地区から水不足に悩む北方地区に水を引くために進められている「南水北調プロジェクト」。中央ルート・西ルート・東ルートと3つある開発ルートのうち、中央ルートで25日、北京市へ向けての第2回目の給水が開始された。中国広播網が伝えた。
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今回給水が開始されたのは、中央ルートのうちの北京市と河北省石家庄市を結ぶ部分。南水北調中央ルート監督管理局の副局長は「石家庄の黄碧庄ダムおよび崗南ダムを水源地として、約2億立方メートルの水を北京市へ供給する。給水期間は半年を予定している」と説明する。
北京市は水資源の乏しい都市で、市民1人当たりの水資源は全国平均の10分の1しかないという。今回の給水は、主に市民の飲用水として利用され、水需要がピークに達する夏季に向けて、北京の水不足緩和に大きな効果をもたらすことになる。
石家庄から供給された水の“第一陣”は6月4日に北京へ到着し、今後ピーク時には北京市の1日あたりの水道水使用量の約65%をまかなうことになるという。(翻訳・編集/HA)
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