Record China 2010年5月28日(金) 5時44分
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25日、中国の子どもの多くはインターネットの利用法や情報収集能力において、親の世代よりも優れており、「子どもが親を教育する」という時代が訪れつつある。資料写真。
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2010年5月25日、中国青年報によると、かつては「両親は子どもにとって最良の教師」と言われた関係が逆転しようとしている。中国の子どもの多くはインターネットの利用法や情報収集能力において、親の世代よりも優れており、「子どもが親を教育する」という時代が訪れつつある。
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先日、中国青年報社会調査センターが世論調査サイトと大手ポータルサイトを通じて、1750人を対象に行った調査では、家庭で親子の立場が逆転する現象について、「よく見られる」「比較的よく見られる」を合わせた回答数が56.5%にのぼった。「あまり見られない」と回答したのは、わずか25.1%だったという。
調査によれば、63.3%の回答者が困った際の相談相手として「同年代の友人」を選び、「両親」(46.2%)を大きく上まわった。親子間でコミュニケーションが減少しているだけでなく、“時代遅れ”の親を煙たがり、もはや頼りの存在としていない子どもたちの姿が浮かぶ。湖北省家庭教育研究会の周運清(ジョウ・ユンチン)副会長は、「現在は家庭教育も親子双方が成長するインタラクティブの時代なのかもしれない。しかし、これは両親世代の旧態依然としたしつけ方式も原因。子どもたちは古臭い親の説教よりも、メディアから入手した情報を頼る傾向がある」と指摘した。
しかし、その一方で、45.2%の人が「家庭での教育は今まで以上に重要になってくる」、44.8%が「今も昔も同様に重要だ」と答えており、家庭におけるしつけを重視する人が圧倒的多数を占めた。そのしつけ内容として重要視された項目は、「正しい人生観や価値観」が84%、「物事への対処能力」が67.4%、「モラル」が63.9%、「独立心」60.4%などがのぼったという。(翻訳・編集/岡田)
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