国務院が長江デルタ開発計画を批准、国際都市郡建設でアジアの中心目指す―中国

Record China    2010年5月26日(水) 16時41分

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25日、中国国務院が長江デルタをアジア・太平洋地域の玄関口、世界のサービスと製造の中心地として位置づけ、戦略的に開発を進める計画をまとめたことがわかった。写真は長江デルタに位置する南京市の地下鉄。

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2010年5月25日、中国国家発展・改革委員会によると、国務院がこのほど正式に批准した「長江デルタ開発計画」の内容に、長江デルタをアジア・太平洋地域の玄関口、世界のサービスと製造の中心地として位置づけ、戦略的に開発を進めることが明記された。新京報が伝えた。

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記事によると、中国は長江デルタを高い競争力を備えた国際都市郡として戦略的開発を急ぐ。2015年までに同地帯において「小康社会」(すべての人がある程度のゆとりを享受できる社会)を完成し、2020年までにソフト・ハード両面におけるインフラの現代化を完成することを目標とする。

同開発計画では、中心都市・周辺都市・農村部の総合的開発、各産業のバランスのとれた開発、ベンチャー支援、インフラ建設、資源と環境保護政策、福祉と公共サービス、政治改革、外資誘致など8項目を定め、重点的にこれらに取り組む。また同時に、関連の法整備により各政策の実施をバックアップしていくという。

長江デルタは、上海市、江蘇省、浙江省から成り、総面積は21万700平方メートル。恵まれた自然環境、経済発展の下地、高い教育水準などの条件が優れており、中国国内では総合的競争力が最も高い地域に数えられる。(翻訳・編集/津野尾)

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