今回、中国から出品された作品はたったの2作品しかないのだ。しかもそのうちの1本、1930年代の中国を描いたジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督作品「海上傅奇(I Wish I Knew)」は上海が舞台で、なんとセリフは全編上海語。上海語は上海一帯でのみ通じる方言で、中国全土で標準語として採用されている「普通語(日本では北京語とも)」とはまったく異なり、外国語も同然の言葉。おまけに中国語の字幕もついていないため、中国人記者は映画の内容がまったくわからず、余計に気まずい思いをするはめになったという。(翻訳・編集/岡田)
この記事のコメントを見る