Record China 2010年5月14日(金) 15時52分
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13日、冤罪で11年間も服役していた趙作海さんに賠償金65万元(約883万円)が支払われた。写真は同日、賠償金を受け取った趙さん。
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2010年5月13日、冤罪で11年間も服役していた趙作海(ジャオ・ズオハイ)さんに賠償金65万元(約883万円)が支払われた。中国新聞網が伝えた。
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1999年5月、河南省商丘市柘城県老王集郷の井戸から首のない腐乱死体が発見された。警察は発見の1年半前に行方不明となった男性と断定、仲が悪かった趙さんを犯人として逮捕した。裁判の結果、趙さんには執行猶予付死刑判決が下された。
ところが今年4月末のこと、死亡したとされていた男性が突然、村に帰ってきたという。男性はケンカの末、趙さんを負傷させてしまい、姿をくらませていたという。今月9日、河南省高級人民法院は再判決を下し、趙さんの無実を認めた。
13日、河南省商丘市中級人民法院の宋海萍(ソン・ハイピン)副院長は老王集郷を訪れ、11年間に及ぶ不当な服役に対する国家賠償金として65万元の小切手を趙さんに手渡した。メディアに使い道を聞かれた趙さんは、子どもの結婚・住宅費に充てたいと話した。
逮捕後、趙さんは離婚し、妻は別の男性と結婚した。4人の子どものうち2人は妻が連れて行き、残された2人は趙さんの兄嫁が育ててくれたという。服役中に趙さんを訪ねてくれたのは次男だけだった。しかし真実を知らない息子は父を強く憎んでおり、800元(約1万900円)の金を渡すと、一言も話すことなく立ち去った。趙さんの無罪を知った息子たちは電話をくれたというが、あまりのことに話すことすらできずただ泣くだけだった。
趙さんは過去のことについてはもう考えたくないと話すが、暴力で自供を強要した警官たちだけは許すことができないと語っている。現在、担当の警官3人は刑事責任を問われている。2人は勾留されたが、残る1人は逃亡した。(翻訳・編集/KT)
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