「統一問題棚上げに」台湾・馬総統の発言に中国政府がコメント―中国

Record China    2010年5月13日(木) 13時44分

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12日、中国国務院台湾事務弁公室の楊報道官が定例記者会見で、台湾・馬英九総統の発言について記者の質問に答えた。写真は馬英九総統のそっくりさん人形。

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2010年5月12日、中国国務院台湾事務弁公室の楊毅(ヤン・イー)報道官が定例記者会見で、台湾・馬英九(マー・インジウ)総統の発言について記者の質問に答えた。揚子晩報の13日の報道。

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先日、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統が米紙ワシントン・ポストの取材に答え、「中台関係はすでに障害なき現状。中国本土側は統一問題について、口頭ではあるが一時棚上げを申し出ている。台湾も独立の主張を弱め、お互いに平和維持に尽力するようになる」と発言した。これについて、ある記者が楊報道官にコメントを求めた。

これに対し、楊報道官は「台湾独立に反対する姿勢、そして92年に中台間で得られた『九二共識(“一つの中国”に関する合意)』を堅持することが、中台関係の改善と発展の前提である」と述べ、「祖国の平和的統一に尽力することこそが我々の一貫した目標だ」と答えた。

さらに会見の席では、中台間往来における台湾住民の手続き緩和措置として、中国公安部が今月25日から広東省公安局出入国管理部門に対し、5年間有効の「台胞証(台湾住民を対象とした中国入国許可証)」を発行する権限を与えることなどを発表した。また、中国本土の住民による台湾の個人旅行解禁についても、試験的に実施していくなど前向きに協議していくという。(翻訳・編集/岡田)

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