Record China 2010年5月12日(水) 5時10分
拡大
8日、改革開放の指導者・故トウ小平氏が提唱した「三歩走」(3段階の発展戦略)が予定より20〜40年早く達成できるとの見方が示された。写真は上海万博の中国館。改革開放が始まった78年から30年間の中国人の暮らしぶりが10年ごとに分けて展示されている。
(1 / 8 枚)
2010年5月8日、改革開放の指導者・故トウ小平(とう・しょうへい)氏が提唱した「三歩走」(3段階の発展戦略)が予定より20〜40年早く達成できるとの見方が、北京大学経済学院の劉偉(リウ・ウェイ)院長によって示された。中国新聞網が伝えた。
【その他の写真】
「三歩走」とは、トウ氏が示した国内総生産(GDP)倍増計画。「第1歩」として80年〜90年の間にGDPを倍増させ、国民の「温飽問題(=衣食など最低限の生活)」をほぼ解決。「第2歩」として90年〜00年の間にGDPをさらに倍増させ、「小康社会(=いくらかゆとりのある社会)」を実現。そして、「第3歩」として30年〜50年の間にGDPをさらに倍増させ、中進国の水準まで引き上げるというものだ。87年の中国共産党第13回全国代表大会で提起された。中国の改革開放と大部分の経済政策はこの戦略に基づいて実行されている。「第1歩」の目標は87年に3年繰り上げて達成、「第2歩」は95年に5年繰り上げて達成された。
世界銀行の資料によれば、08年の中国の1人当たりの国民総所得(GNI)は2947ドル、09年には3000ドルを超え、10年は3400ドルに達する見込み。世界平均(8613ドル)とはまだ開きがあるものの、発展途上国の中レベル(3260ドル)は超えたことになる。これを踏まえ、北京大学の中国国民経済計算・経済成長研究センターは、「第3歩」は「十一五」(第11次5カ年計画、06年〜10年)が終了する今年末までに達成されるとの見方を示した。(翻訳・編集/NN)
この記事のコメントを見る
Record China
2010/5/3
2010/4/26
2010/3/18
2010/2/22
2009/12/31
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る