中国政府の新疆ウイグル自治区統治政策、「力づく」から「懐柔」へ―英メディア

Record China    2010年5月10日(月) 11時47分

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2010年5月6日、BBC放送中国語サイトは「分析:中国政府による大盤振る舞いの経済支援は新疆を安定させられるか」を掲載した。中国政府の新疆統治政策は「力による押さえつけ」から「経済支援によるテロ対策」へと変化したという。写真はカシュガル市。

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2010年5月6日、BBC放送中国語サイトは「分析:中国政府による大盤振る舞いの経済支援は新疆を安定させられるか」を掲載した。以下はその抄訳。

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中央政治局会議で提案された飛躍的発展計画、自治区トップの交代、全国新疆援助検討活動会議、そして5月中旬開催予定の中国共産党中央新疆活動座談会など、今、新疆ウイグル自治区は中国全土で最も注目を集める地域となった。

中国官制メディアによると、中央政府は100億元(約1340億円)を超える大規模な経済支援を実施。「新疆の発展を加速し、安定を目指す」方針だという。経済支援は従来の「力による押さえつけ」から「経済発展によるテロ対策」を目指したものと見られる。先日、新疆ウイグル自治区委書記の座は王楽泉(ワン・ルーチュワン)氏から張春賢(ジャン・チュンシエン)氏に交代した。張氏は湖南省委書記時代、「市民に権利を返還する」討論活動を展開するなど開放的な思想を持つ指導者と見られている。

ライン・フリードリヒ・ヴィルヘルム大学の辜学武(グー・シュエウー)教授は、短期的には政治的な手段で新疆問題は解決できないと指摘。経済支援は唯一残された対策だと分析した。この手法が成功するかどうかは未知数だが、従来の強制的な政策と比べれば進歩と言えるかもしれないとコメントした。(翻訳・編集/KT)

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