Record China 2010年5月2日(日) 22時27分
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2010年4月、中国の各大手ニュースサイトは「人民解放軍が宇宙戦闘機の試験機を開発、試験飛行に成功」との記事を掲載した。しかし出典とされた雑誌・中国航空報は記事内容を否定。誤報だと判明した。写真は人民解放軍の戦闘機。
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2010年4月、中国の各大手ニュースサイトは「人民解放軍が宇宙戦闘機の試験機を開発、試験飛行に成功」との記事を掲載した。しかし出典とされた雑誌・中国航空報は記事内容を否定。誤報だと判明した。30日、環球網が伝えた。
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宇宙戦闘機開発のニュースは、大手ニュースサイト掲載後、わずか数時間で関連するウェブサイト数が8000を超えるなど話題となった。その背景には米国への対抗意識があると見られる。4月22日、米国は軍事用無人シャトル「X-37B」の打ち上げに成功した。実際の用途は不明だが、他国の軍事衛星を攻撃する宇宙戦闘機の開発との見方もある。
大手ニュースサイトの「宇宙戦闘機」記事が話題となる一方で、出典とされた中国航空報のサイトにはなぜか「宇宙戦闘機」の記事はない。元になったと見られるのは技術者・王純(ワン・チュン)氏の紹介記事だが、「ある試験機の機体設計を担当した」「設計は新コンセプト、新構造、空と宇宙の連携という特徴を持つ」とあるだけで、宇宙戦闘機とは書いていない。
中国航空報編集長兼副社長の徐澤龍(シュー・ズーロン)氏は「あるメディアが元記事を誤解した」と明かした。誤解された記事が転載され、広まってしまったのだという。「この誤報をどうにかして消せないか考えているところです。各大手メディアが協力してくれることを期待しています」と話した。新華網、鳳凰網などではすでに記事の公開が中止されている。(翻訳・編集/KT)
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