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先月27日に貴州省興仁県の文建剛県長が家族もろとも殺害された事件について、以前県内で起きた炭鉱事故により25人の死者がでていたことから、同県長がその責任を問われ9月に停職処分を受けていたことが分かった。
2006年12月1日、貴州(きしゅう)省公安機関の情報によると、先月27日の夜、家族ら5人とともに殺害された黔西南布依族苗族(けんせいなんプイぞくミャオぞく)自治州興仁(シンレン)県の文建剛(ウェンジエンガン)県長が、今年9月8日に行われた貴州省炭鉱安全生産記者発表会で、貴州省政府から停職処分を受けていたことが分かった。
今年1月から8月にかけての間、興仁県では12の炭鉱で事故が発生し、25人の死者を出していた。この責任を重くみた省政府によって、文県長は停職処分を受けていたものとされる。12月1日現在、中国公安部や地方政府はこの殺人事件に関する情報を公表していない。
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