Record China 2010年4月27日(火) 17時52分
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26日、中国中央電視台(CCTV)は記事「最大の海賊版DVD工場を摘発」を掲載した。記事は中国海賊版工場の実態を解き明かしている。写真は今年4月、瀋陽市。押収された海賊版DVDの廃棄処分。
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2010年4月26日、中国中央電視台(CCTV)は記事「最大の海賊版DVD工場を摘発」を掲載した。
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4月26日は、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した世界知的所有権の日。CCTVは中国のポルノ・海賊版摘発活動について報じた。2009年、著作権侵害・海賊版関連の事件は9708件に上った。押収された海賊版出版物は5684万点に達したという。押収された海賊版の量は、前年比40%減だった2008年に続き、25%減と減少した。当局は取り締まり強化の成果が現れたとコメントしている。
またこの日は中国最大規模の海賊版工場に摘発の情報が初めて公開された。広東省中山市にあるその地下工場は、プラスチック工場に偽装されており、プレス機など大規模な設備を整えていた。
中古で仕入れたという生産設備は1ラインあたり20〜30万元(約275〜412万円)という価格。工場には生産ライン2本があり、1日10万枚もの海賊版DVDを生産していた。1枚あたりの粗利は0.2元(約2.8円)と安いが、それでも大きな利益を上げることが可能だ。
ところが事情に詳しい関係者によると、本当の意味で最大の海賊版工場はこうした地下工場ではなく、正規のDVD製造工場だという。発注以上に製品を作り、海賊版として流通させることで巨額の利益を上げることができるという寸法だ。
またその関係者は、「海賊版企業にも守るべき暗黙のルールがある」と明かした。まず正規版が販売され、その後しばらくしてから海賊版が販売される。ある程度は正規版が売れるように、時間的な猶予を与えているという。(翻訳・編集/KT)
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