2010年4月23日、上海万博の開会式で打ち上げられる花火は10万発あまりで、北京五輪よりも2万発以上多くなる予定であることが分かった。花火の打ち上げを担当する大手花火メーカー・熊猫煙花の責任者が明らかにした。新京報が伝えた。

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詳細については明らかにされていないが、「北京五輪の開閉会式をしのぐ」との前評判。市内の各地に打ち上げポイントを設置し、数量・品種ともに北京五輪を上回る花火で上海の夜を彩る予定だという。同社の趙偉平（ジャオ・ウェイピン）会長によると、北京五輪開会式では「巨人の足」「笑顔」など、建国60周年を迎えた09年の国慶節（建国記念日）では「平和の鳩」などをかたどった特殊花火が打ち上げられ話題となったが、上海万博の開会式でも大型特殊花火を準備しているという。趙会長は「驚くべき内容で、奇跡と呼んでもよいほどだ」と自信を示している。

また、これ以外にも、無煙花火、残骸の飛び散らない花火、異臭のない低二酸化炭素花火など「環境に優しい花火」の打ち上げも予定していることを明らかにした。

万博PR曲の盗作騒動に始まって、公式マスコット「海宝（ハイバオ）」や、国家パビリオン「中国館」のデザインにまでパクリ疑惑が広がっている上海万博。一方、北京五輪では「巨人の足」などで花火のCGが使われたことが発覚し、後日大騒ぎになった。万博開会式で予定されている10万発以上の花火にも、もしかしてCGが紛れ込んでいる、などという事態になるのだろうか？（翻訳・編集/HA）