Record China 2010年4月24日(土) 0時4分
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17日、ロールス・ロイスやベントレーなど超高級車のデザイナーは、新たなお得意様となった中国人富豪の息子たちの好みを意識するようになったと香港の英字紙が報じた。写真は20日、開幕を間近に控えた北京モーターショーの会場。
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2010年4月17日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、ロールス・ロイスやベントレーなど超高級車のデザイナーが、新たなお得意様となった中国人富豪の息子たちの好みを意識するようになったと報じた。21日付で環球時報が伝えた。
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記事によれば、超高級車のデザイナーはかつて欧州の銀行家や実業家たちの好みを考慮しなければならなかったが、今ではそれが中国の炭鉱オーナーの2代目たちに取って代わられた。ドバイや欧米のセレブたちの需要が落ち込んだ今、メーカーにとって最大の希望は中国本土の金持ちたちだ。
大金を手にした中国人の購買力は飛躍的に向上し、それとともに外観や走り心地などに対する発言権も強まってきた。わずか数年前には考えられなかったことだ。当時はランボルギーニやベントレー、ブガッティやロールス・ロイスなどが新しいデザインを考える時、最も頭に浮かばないのが中国本土の消費者だっただろう。
世界的なコンサルティング会社・JDパワーの統計によれば、成熟市場の売り上げが減少を続ける中、中国市場は超高級車メーカーにとってまるで一筋の光。ランボルギーニは昨年、中国で前年より13台多い66台を販売。一方の欧米では565台に上ったものの、前年より132台も減少した。ロールス・ロイスも08年、中国でアジア全体の50%にあたる106台を売り上げた。同社の北京ショールームは常に品薄状態が続いている。
こうした超高級車の買い手の40%は炭坑オーナーの2代目たちだ。次に多いのが工場オーナーと不動産投資家たち。23日に開幕した北京モーターショーでは彼らの好みが反映されたクルマが多数見られるだろう。今回は過去最大規模となる約2100社の自動車および部品メーカーが出展するという。モーターショーは来月2日までの開催。(翻訳・編集/NN)
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