<臓器移植>ネットワーク試行へ、ドライバーにドナー不足解消を期待する中国事情―広東省

Record China    2010年4月22日(木) 10時36分

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20日、中国広東省で臓器移植ネットワークを確立するための試みが始まった。臓器提供者(ドナー)不足の解消が狙いだ。写真は4月、中国のお彼岸にあたる「清明節」に福建省アモイ市紅十字会が開催した臓器提供者慰霊祭。

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2010年4月20日、中国広東省で臓器移植ネットワークを確立するための試みが始まった。臓器提供者(ドナー)不足の解消が狙いだ。21日付で広州日報が伝えた。

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中国ではこれまで臓器の被提供者(レシピエント)と提供者(ドナー)をつなぐネットワークが確立されておらず、絶対的なドナー不足の状態で、ヤミ取引も横行していた。一方、中国では交通事故で亡くなる人が多く、中国衛生部の黄潔夫(ホアン・ジエフー)部長は「そのうちの10%が臓器提供に応じれば問題は解決する」とも述べていた。

今年3月、国家紅十字総会と中国衛生部が開いた「全国臓器提供制度の試行に関する会議」では、国内10省・市で試行的にネットワークを立ち上げると宣言し、準備を進めていた。広州市、深セン市など10か所に拠点を設ける。特に車を運転するドライバーにドナー登録を呼び掛けていくという。(翻訳・編集/NN)

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