Record China 2010年4月21日(水) 15時44分
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14日、09年に出国した中国人旅行客は4760万人、その消費額は420億ドルに上るが、そのうち旅行先にインドを選んだのはわずか0.21%の10万2000人に過ぎないという。写真はインド・ジャイプール名物、像のタクシー。
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2010年4月14日、インド紙ヒンズーによると、09年、海外旅行のため出国した中国人は4760万人、その消費額は420億ドルに上る。しかしそのうち旅行先にインドを選んだのはわずか0.21%の10万2000人に過ぎないという。18日付で環球時報が伝えた。
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記事によると、この数字は韓国やベトナムを訪れた中国人旅行客数よりも少ない。中国人旅行客がインドに来たがらないことについてインド観光当局は、インドは仏教の発祥の地、また映画産業の中心地「ボリウッド」をもつ国として、魅力があるはずだと困惑しているという。しかしインド政府は、今後数か月以内に中国の各都市で観光PRイベントを展開する計画があり、これをもって世界一の成長観光市場の開拓を打開したいとの構えだ。
同イベントは北京や上海以外の都市でも行われ、地方都市の新富裕層をインド観光に取り込みたいインド政府の思惑も見える。さらに、観光PRのほかに、インド物産の展示会場を設け、中国の消費者に積極的にアピールしていくという。今月、寧波市と西安市でインドグルメ展を開催するが、すでに好感触を得ているという。
しかし北京市や上海市の各旅行会社の見方は楽観的ではない。ビザ取得手続きの煩雑さやインド国内での外国人旅行客の安全確保などがネックになると関係者は話す。インド旅行を専門とする旅行社5社のうち3社が、インド当局には旅行客を取り込むためのビジネス意識が欠落しており、ビザ問題にしても積極的にこれを解決しようという姿勢がみられないという見方で一致しているという。(翻訳・編集/津野尾)
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