<怖い中国事情>都市地下空間の有害ガス濃度は地上の6倍―広東省広州市

Record China    2010年4月13日(火) 5時35分

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11日、広州日報は記事「見過ごされてきた都市地下空間の安全、有害ガスの濃度は地上の6倍」を掲載した。発がん性のあるラドンの濃度は地表の5倍以上に達するという。資料写真。

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2010年4月11日、広州日報は記事「見過ごされてきた都市地下空間の安全問題、有害ガスの濃度は地上の6倍」を掲載した。以下はその抄訳。

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広東省広州市政治協商会議委員、広州大学環境科学・エンジニアリング学院院長の陳迪雲(チェン・ディーユン)氏は、長期にわたり地下空間の環境汚染問題に注目してきた。地下公共空間の管理、監督は空白状態で、多くの場所に問題があるという。

地下駐車場、地下通路、地下街などを合わせた広州市の地下空間の面積は約761万平方メートルに達する。調査によると、地下空間のラドン濃度は22%前後、地上の5倍以上に達する。呼吸により体内に取り込まれたラドンは肺がん、白血病、胃がん、気道がんなど多くの病気を誘発する。

またホルムアルデヒドや揮発した有機溶剤の濃度も高く、疲れやすい、いらいらする、反応が鈍くなるなどの症状を引き起こすこともある。陳院長によると、調査スタッフは「今は博士(の頭脳)でも、1年も地下にいれば修士に、2年いれば学部卒になるよ」と冗談を飛ばしていたほどだとか。現在、中国には地下空間の空気を監視、監督する体制がなく、対応が急がれる。(翻訳・編集/KT)

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