<続報>世界遺産汚染の危機にも反省ゼロ?!座礁の中国船船長がKY発言―オーストラリア

Record China    2010年4月9日(金) 11時22分

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8日、ラジオ・オーストラリアは、世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフ付近で座礁した中国の石炭輸送船「神能1号」の現状について伝えた。写真はグレートバリアリーフ。

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2010年4月8日、ラジオ・オーストラリアは、世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフ付近で座礁した中国の石炭輸送船「神能1号」の現状について伝えた。

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3日夜、オーストラリア・クイーンズランド州ロックハンプトン市の沖合い約120キロで、中国の石炭輸送船が座礁した。座礁した輸送船は神能1号。6万5000トンの石炭を運び、中国へ向かう途中だった。規定の航路を離れ、近道をしようとした際に座礁した可能性が高いという。

同船は950トンの燃料を搭載していたが、すでに3トンが流出したもようだ。現地では燃料抜き取り作業の準備が進められているほか、オイルバリアを設置し新たな燃料流出に備えている。

世界最大の珊瑚礁である世界遺産グレートバリアリーフの汚染が懸念され、必死の対策が進むなか、中国船船長の心ない発言がオーストラリアで批判の的となった。8日付AFP通信によると、駐ブリスベン中国総領事が、「重油の流出は深刻ではない」「救助隊が本船の水や食料を使ってしまうのが困る」という船長の発言を伝えた。

事故現場に近いクイーンズランド州のアンナ・ブライ州首相は発言に怒りを露わにし、「小さな事故だと錯覚しているならば、世界の声に耳を傾けた方がいい」と苦言を呈した。(翻訳・編集/KT)

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