Record China 2010年4月9日(金) 5時53分
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6日、中国通信業界アナリスト・項立剛氏はブログにエントリー「iPadはノートブックとケータイに取って代われるか?それとも…」を発表した。写真はiPodなどを販売する北京市中関村の電子機器売り場。
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2010年4月6日、中国通信業界アナリスト・項立剛(シアン・リーガン)氏はブログにエントリー「iPadはノートブックとケータイに取って代われるか?それとも…」を発表した。以下はその要旨。
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あらゆるリソースを利用して市場を操作し人々を引き付ける米国人には頭が下がる。アップルの「iPad」についても例外ではなく、すでに世界の注目を勝ち取り、米国市場では特に好調だ。しかし、中国市場で成功するチャンスはあまり期待できないだろうと私はみている。
まず、商品の立ち位置だが、ネットブックと呼ばれようが多機能携帯端末と呼ばれようが、ノートパソコンと携帯電話の中間的製品であることには変わりがない。両者の長所を取り入れたとも言えるが、ノートパソコンほどの性能は備えておらず、携帯電話の便利さにも及ばない。ノートパソコンも携帯も所有し、まだ経済的に十分ゆとりがある米国人ならまだしも、中国でこれが受けるかどうか。
次に、実用性に問題がある。携帯するにも不便、パソコンと同じ程度のインターネット利用にも耐えない。中国で広く受け入れられている携帯電話の一部機能も、使えない。これが中国における需要を大きく制限している。iPhoneの場合は電話としての基本用途で使用者を満足させ、なおかつ虚栄心をも満足させる。だがiPadにはそれがない。
最後に、これが最も重大な問題だが、iPad利用者の多くがこれを購入する目的はネットゲームでもネットサーフィンでもない。それならPSPやノートブックを買えばいい。この商品の最大の利用価値は電子書籍の閲読だがそれらのサービスはまだ中国語に対応していないなど、課題が多い。もし語学力があり、海外の文献をいつも検索する必要があって、なおかつ経済条件も合うなら、iPadは1つの「おしゃれな」選択肢となるだろう。(翻訳・編集/津野尾)
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