<在日中国人のブログ>不幸な日中国際カップルの「修羅場」とは?

Record China    2010年4月4日(日) 16時34分

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1日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「日中国際結婚の修羅場」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。資料写真。

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2010年4月1日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「日中国際結婚の修羅場」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

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厚生労働省の統計によると、日本と中国の国際結婚カップルは1996年の4000組から2000年には1万組を超え、2007年には1万2942組に達した。そのうち中国人女性と日本人男性の組み合わせが9割を占め、毎年7000人を超えるミックスベビーが生まれている。彼らの存在は少子化の日本に少なからず貢献しているようだ。

だが、中には不幸な結婚生活を送っている日中カップルもいる。例えば初めからビザやお金が目的の結婚もあれば、文化や性格の違いからすれ違ってしまったカップルもいるだろう。性の不一致をあげる中国人女性もいる。「夫が性生活でいろいろ求めてくるので耐えられない」と訴える新妻もいた。

では、日中国際結婚カップルに愛はあるのか?答えはもちろん「ある」はずだ。だが、そのすべてが「純愛」とは言い難い。日本人と「結婚」した中国人が配偶者ビザを申請すると、入国管理局の職員がその愛が「本物かどうか」を探りに家庭訪問を行うこともあるが、実はそこで偽装結婚がばれてしまう場合もある。

家中を完璧にアリバイ工作しても、その家の飼い犬が「妻」に吠えたことで発覚したケースもあった。問い詰められた「妻」が大泣きする横で、犬がさらに大きな声で吠えたてる。その光景はまさに修羅場そのものだ。だが、こうした入管職員による家庭訪問は偽装結婚の防止であるとはいえ、差別的な要素も含まれている気がしてならない。

また、嫁不足が深刻な農村から北京や上海などの大都市に「花嫁」を探しにやって来る日本人男性も多いが、様々な理由から彼らの花嫁になることを承諾する女性もいる。だが、晴れてカップルとなり、いざ来日してみると妻が田舎暮らしに耐えられず、逃げ出してしまうケースもある。国際結婚とは、本当に難しいものだ。(翻訳・編集/NN)

●蒋豊(ジアン・フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。99年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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