中国はかつての弟子・韓国に教えを乞うべき=中国人コラムニストが提言―韓国紙

Record China    2010年4月1日(木) 11時41分

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3月29日、韓国紙は韓国問題に詳しい中国人コラムニストによる記事「中国はかつての弟子・韓国に教えを乞うべきだ」を掲載した。写真は06年、香港のマダム・タッソー蝋人形館に登場した韓流スター「ペ・ヨンジュン」の蝋人形。

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2010年3月29日、韓国紙・朝鮮日報の中国語版ウェブサイトは、コラムニストの●徳斌(=澹のつくり、ジャン・ダービン)氏による記事「中国はかつての弟子・韓国に教えを乞うべき」を掲載した。30日付で中国新聞網が伝えた。

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同氏は12日に韓国でアニメ版「冬のソナタ」の撮影現場で見学していた日本人28人らが突風のため負傷した事故を取り上げ、「『韓流』の底力を見せつけられた」と感嘆する。韓国政府が90年半ばから始めた文化振興政策が奏功し、08年の韓国映画、ドラマ、ポップスなどの輸出額は10年前の3倍にあたる18億ドルに上った。韓国を訪れる観光客や留学生も倍増し、巨額の経済効果をもたらしただけでなく、国家イメージや民族の誇りを高めることにも成功した。

同氏はこれらの勢いを「第1の韓流」と位置づけ、これに続く「第2の韓流」として医療観光(メディカルツーリズム)を取り上げた。韓国は5年前から国を挙げて「美容整形」と「観光」をセットとしたツアーの誘致に取り組んでいる。韓国保健福祉家族省によれば、08年の「患者」数は2万7000人だったのが、09年は5万人を超え、11年には20万人を突破する見通しだ。これによる経済効果は、約1400億ウォン(約115億円)。

そして、韓国政府は最近、「第3の韓流」を打ち出している。韓国伝統文化の世界進出だ。マッコリやキムチなどの輸出に力を入れるほか、昨年4月には韓国料理を2017年までに「世界5大料理」にするという目標も発表した。伝統文化の中には、ハングル文字や伝統医学も含まれている。

同氏によれば、政治や文化などあらゆる面で韓国は数千年にわたり中国の弟子だったが、この数十年で師匠を追い抜いた。中国文化部が発表した文化産業の国際シェアは日本と韓国が13%で、中国やその他のアジア諸国はわずか6%。5000年以上の歴史を誇る中国におよそ相応しくない数字だ。中国の魅力を世界に知らしめるにはどうすれば良いか。同氏は、「中国はかつての弟子である韓国に教えを乞うべき」だと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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