2010年3月29日、「吉利のボルボ買収資金はどこから調達するのか？」と題した記事が、中国のブログサイト・新浪博客に掲載された。以下はその内容。

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1年以上の「片思い」を経て、13歳の“少年”ジーリー（吉利汽車）は86歳の“北欧の貴婦人”ボルボ・カーズを娶ることに成功した。これは中国の自動車メーカーによる過去最大の海外メーカー買収劇。ジーリーは「蛇が象を呑む」を完璧にやってのけたのだ。双方の契約によると、買収金額の18億ドルのうち2億ドルは小切手で支払い、残りの16億ドルは現金で支払うとのこと。さらに、業界の予測によると、ボルボの下半期の経営資金は15億ドルを超える。

だが、ジーリーの李書福（リー・シューフー）会長は、すでに全ての買収資金を揃えたと言っている。ボルボを立て直すのに必要な資金も十分にあるという。では、それらは一体どこから調達するのだろうか？報道によると、主な資金源は資本市場で、中国銀行浙江支店とロンドン支店を中心とする財団が5年ローンで10億ドルを貸与する。そのほか、中国輸出入銀行や欧州の銀行ともローン契約を締結。新しく工場を建設する予定の北京、天津、重慶も資金調達の援助を申し出ているという。

ジーリーは30日午後、北京市内のホテルで記者会見を開く。ここでボルボ買収に関する詳細が説明される予定だ。李会長によると、今年第3四半期にも引き渡しが行われる見込み。ジーリーは2年以内にボルボを黒字経営に転換させると言っている。（翻訳・編集/NN）