「黄砂の蔓延防止には今後数十年の対策が必要」、各国媒体が黄砂現象に注目―中国メディア

Record China    2010年3月29日(月) 22時5分

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3月、中国をはじめ北東アジア地区を襲っている黄砂に各国のメディアが注目している。写真は21日の北京、黄砂の翌日に洗車する市民ら。

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2010年3月、中国をはじめ北東アジア地区を襲っている黄砂に各国のメディアが注目している。28日付で新京報が伝えた。

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米紙ワシントン・ポストは、長年にわたり中国大陸を悩ませてきた黄砂が台湾や香港、韓国や日本にまで影響を及ぼすようになったと報じた。NASA(米航空宇宙局)のサイトに掲載された北東アジア地区の衛星画像には、同地区がらせん状に渦巻くオレンジ色の砂塵に包まれている様子が捉えられているという。

カナダ紙トロント・スターは、黄砂現象を「環境悪化が招いた最新の事例」としている。また、英紙デイリー・メールは中国の環境問題に詳しい専門家のコメントを引用して、「中国・西北地区における長年の植林活動は、確かに一定の効果を示している。しかしながら黄砂の蔓延を防ぐためには、これ以上の施策を今後数十年にわたって継続する必要がある」と伝えた。

一方で、黄砂の恩恵を受けている業界もあるようだ。北京市郊外のある洗車業者は英国人記者に「商売が大繁盛している」と語っている。黄砂にまみれた車両は、通常料金に0.3米ドルを上乗せしているというが、顧客は引きも切らない状況だという。(翻訳・編集/愛玉)

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