Record China 2010年3月23日(火) 8時59分
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17日、中国の対北朝鮮外交は対東南アジア外交の踏襲だとする論説を韓国紙が掲載した。写真は中朝国境。
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2010年3月21日、環球時報によると、韓国紙・東亜日報は17日、中国の対北朝鮮外交は対東南アジア外交の踏襲だとする論説を掲載した。
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論説は、中国が北朝鮮と新鴨緑江大橋の建設と鴨緑江河口域沿岸の開発、そして中国による羅津(ラジン)港の租借で合意に達したことを挙げながら、それらは中国が2000年に提案したASEAN(東南アジア諸国連合)との自由貿易区構想、そして中国がその後ASEANに急接近した展開に酷似していると指摘した。東南アジアでの中国の影響力は、米国と日本をしのぐようになる可能性も高い。
典型的なのは中越関係で、かつては衝突を繰り返していた両国が、現在は91年の10倍を超える200億ドルの貿易額を記録している。広西チワン族自治区南寧市とハノイ市を結ぶ高速道路と鉄道は既に開通、雲南省昆明市とハノイ間の道路・鉄道も2012年に完成の予定だ。
同論説は、ASEANとの間で繰り広げた中国外交の特徴を分析。まず、諸国が中国に対して抱いている不安を軽減するために積極的に配慮をしたこと。たとえば、南シナ海では武力を行使しないとの声明を出したことなどがそれだ。次に、何にも増して経済交流を強化すること。人と物の交流を促進するため、中国はASEAN加盟国に多くの港、発電所、道路、鉄道や橋などを建設している。最後に、一対一の外交スタイルを脱し、多国間の多面的な外交に移行したことを挙げた。
中国政府は北朝鮮に対しても同様に成功を収めることができると自信をもっている。核問題をめぐる北朝鮮の不安を取り除き、インフラを建設、人と物の交流を進め、貿易を拡大していく。(翻訳・編集/津野尾)
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