結核患者数は世界2位、患者の80%が農村に集中―中国

Record China    2010年3月17日(水) 14時29分

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15日、結核患者数が世界2位の中国では、結核患者の80%が農村に集中。年齢別では青年と中年が全体の75%を占めているという。写真は河南省開封市の小学校で行われた結核に関する授業。

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2010年3月15日、中国の結核患者数は世界2位で、患者の8割が農村に集中していることが分かった。人民日報(電子版)が伝えた。

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3月24日は「世界結核デー」。中国衛生部は世界結核デーを契機に結核予防キャンペーンと健康教育活動を大々的に実施するよう各地の関連部門に通達した。結核は空気感染によって拡大する伝染病で、現在も世界各地で流行し、深刻な社会問題になっている。

中国は世界に22か国ある結核高まん延国の1つであり、世界保健機関(WHO)の統計データによると患者数は約450万人。インドに次ぐ世界2番目の多さで、患者の80%が農村に集中している。また、患者の75%を青年と中年が占めており、働き盛りの年齢層に多く発症している。このことから結核が中国農村部の貧困を助長し、さらには国家全体の経済発展を阻害していると記事は指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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