Record China 2010年3月15日(月) 5時9分
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11日、中国社会科学院学部委員の程恩富氏は、人口を5億人まで減らさない限り、中国が今世紀中に先進国の仲間入りをすることは難しいとの見方を示した。写真は旧正月の帰省ラッシュでごった返す青島駅。
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2010年3月11日、中国社会科学院学部委員、世界政治経済学学会会長の程恩富(チョン・エンフー)氏は、人口を5億人程度にまで減らさない限り、中国が今世紀中に先進国の仲間入りをすることは難しいとの見方を示した。12日付で華商晨報が伝えた。
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程氏はまず、「中国は『一人っ子政策』によって、30年間に人口の増加を4億人抑えることに成功し、これによって現在の人々は大きなメリットを享受している。しかし、09年は670万人増加するなど、毎年の人口増加数は依然として大きい」と現状を分析し、中国社会科学院が最近発表した「中国が今世紀末までに先進国の仲間入りをする可能性は5%に過ぎない」とのデータを示した。
程氏はその理由として「GDPの総額の問題でなく、国民1人あたりの国力や資源占有量の問題である」と説明し、「今世紀末までに先進国並みの生活水準に達することは非常に難しい」と結論付けている。
程氏は「まず人口を15億人程度にコントロールし、その後、厳格な計画出産政策によって、なるべく速やかに5億人程度に減らす。それによって100年以内に先進国に追いつくことが可能になる」との見方を示し、「このまま人口増加が続けば、GDP成長と国民の生活水準向上を維持するため、世界の資源を大量に獲得することを前提にしなければならず、そうなれば世界の政治・経済に重大な影響を与えてしまう」と説明した。(翻訳・編集/HA)
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