米国人は「消費」、中国人は「貯蓄」の傾向―中国紙

Record China    2010年3月11日(木) 19時0分

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9日、米国人が消費を好み、中国人が貯蓄を好む傾向について、中国社会科学院アジア太平洋研究所所長が分析した。写真は中国の銀行。

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2010年3月9日、米国人は消費を好み、中国人は貯蓄を好む傾向について、中国社会科学院アジア太平洋研究所の李向陽(リー・シアンヤン)所長が分析した。中国青年報が伝えた。

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米国と中国は世界経済のバランスの両端にあるとされ、それは消費と貯蓄のバランスでもあるという。米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長は「中国の貯蓄が米国の不動産バブルを助長させた」と発言している。

李所長は、言わば米国は輸入超過、中国は輸出超過の状態に陥っていると指摘し、これこそが世界経済のバランスが崩れた原因だとしている。米国は貯蓄が投資よりも少ない状態が20年以上も続き、中国は逆の状態がここ数年続いている。

米国で過度な消費が続いている原因としては、米ドルが国際決済通貨となっていることや、米国の産業が空洞化し国際競争力が低下していることを挙げ、中国が貯蓄を好む傾向については、教育や保険、社会保障システムなど国民の収入の再分配メカニズムが十分機能していないことなどを挙げ、また中国人は伝統的に貯蓄を好む傾向が強いと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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