2010年3月7日、中国新聞網によると、昨年10月に国務院の同意を経て11月23日、中国の国家発展改革委員会が「上海ディズニーランドプロジェクト批准」を発表した。それによると、中国側と米国側が共同で出資、建設作業にとりかかることになるが、建設予定地は上海市浦東新区川沙新鎮、総面積は116ヘクタールとなっている。

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記事によると、上海市の韓正（ハン・ジョン）市長が香港メディアのインタビューに答え、「（本土の観光客が上海ディズニーに流れるのではとの懸念に対し）上海と香港は兄弟だ。協力関係にある」と強調した。上海市が中国の金融都市を目指していることについても同市委の兪正声（ユー・ジョンション）書記が「上海市は金融センターの建設途上。それに対して香港は国際的な金融センターだ。香港から学ばせてもらう」とかわした。

10年以上かけて計画された上海ディズニー建設がいよいよ始動する。「上海万博後」の発展をにらんだ巨大な経済的原動力として期待されると同時に、上海市と香港のあいだの競争ポイントも増えることが予想される。中国が2つのディズニーランドを擁することが可能なのか、上海ディズニーは香港ディズニーの客を食うことになるのか、といった問題にも注目が集まる。

韓市長によると、上海ディズニーの建設には5〜6年を要し、第一期建設予定地は3．9平方キロメートル。施設内面積は1．16平方キロメートルで、残り2．74平方キロメートルは交通、サービス施設、駐車場、商業施設など。（翻訳・編集/津野尾）