<年齢詐称>五輪メダル剥奪へ=中国スポーツ界全体に広がる闇―中国メディア

Record China    2010年3月1日(月) 17時28分

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2010年2月27日、網易は記事「董芳霄は氷山の一角=体操女子の年齢詐称問題は個別の事件ではない」を掲載した。シドニー五輪メダリストの年齢詐称問題は、個別の事件ではなく、中国スポーツ界全体の病だと指弾している。写真は楊雲氏。

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2010年2月27日、網易は記事「董芳霄は氷山の一角=体操女子の年齢詐称問題は個別の事件ではない」を掲載した。

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2010年2月26日、国際体操連盟(FIG)はシドニー五輪の女子団体総合銅メダリストである中国の董芳霄(ドン・ファンシャオ)が年齢を詐称し、規定の16歳に達していなかったと発表。国際オリンピック委員会(IOC)に中国のメダル剥奪を勧告した。またシドニー五輪に参加した楊雲(ヤン・ユン、団体総合銅メダル、段違い平行棒銅メダル)氏については証拠不十分として警告にとどめた。ただしブログに「自分はうし年生まれ」と書いているなど公表された生年月日との矛盾もあり、疑惑は濃厚だ。

中国体操センター副主任、体操女子中国代表の陸善真(ルー・シャンジェン)監督は年齢詐称はないと反論しているが、実態は異なる。それどころか、年齢詐称問題は個別の問題ではなく、中国スポーツ界全体に蔓延するものと言える。

北京五輪でも江[金玉]源(ジアン・ユーユエン)選手、何可欣(ホー・コーシン)選手の年齢詐称疑惑が問題となった。中国側は身分証明書を公表して潔白を訴えたが、疑惑はたんなるうわさではない。董の年齢詐称が認定された今、北京五輪参加選手の問題も再び注目を集めることになるだろう。

中国アスリートの年齢詐称問題は長らく海外メディアの注目するところだった。しかし問題が起きるたびに、中国側はさまざまな言い訳を駆使し弁明してきた。こうしたやり口は成績を上げるのには有効かもしれない。しかし長期的かつ健全な発展のための有効な手段ではない。スポーツそのものに対しても、アスリート個人に対しても、結局は百害あって一利なしだ。(翻訳・編集/KT)

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