Record China 2006年11月24日(金) 15時35分
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3Gに命運をかけ、NECが中国の2G携帯電話からの撤退を表明した。日系メーカーは京セラ以外の大手ほとんどが中国2G携帯市場を去っていった、その背景とは。
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11月22日午前、NECは中国の2G及び2.5G携帯電話市場から撤退を発表した。これまで日系メーカーとしてはシャープ、松下、東芝、三菱、三洋に続き、京セラ以外のほとんどが中国2G携帯市場を去っていった。この背景には様々な要因があると分析されているが、日系企業がまだまだ中国市場を把握しきれていないことや、NOKIAやモトローラのようなブランド力の確立に至らないことなどがあげられるだろう。
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日系メーカーが生産する携帯電話は、価格に関して中国人消費者が望む範囲で力を発揮できなかった。3億を超える加入者のうち、多くの中国消費者の需要が低価格帯携帯電話に集中しているのに対し、日系メーカーの携帯は中級以上の価格帯にあること。さらにその中高級機種市場においては韓国や欧米企業に追いつけなかったことなどが大きい。
中国での生き残りをかけ、NECは3Gに命運を託す。競争が激化する市場をどのように先読みし突破していくのか、注目したい。
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