<体のフシギ>旧正月の暴飲暴食に注意!摂取カロリーの半分は穀物で―中国栄養学者

Record China    2010年2月17日(水) 19時25分

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15日、中国では旧正月期間中にごちそうを食べ過ぎて高血圧や高血脂、高血糖などのいわゆる「グルメ症候群」を発症する人々が急増。その予防には穀物を摂取するのが大切だというが…。

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2010年2月15日、春節(旧正月)を祝う中国ではこの期間中に肉や魚、お菓子などを大量に食べ過ぎて高血圧や高血脂、高血糖などのいわゆる「グルメ症候群」を発症する人が急増する。しかし穀物(米や麦、トウモロコシなどの主食)をきちんと食べればこれを予防することができるという。当代健康報が伝えた。

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春節期間中の中国では故郷に帰省して家族団らんを楽しむほかに新年会や結婚式も数多く開催されるため、ごちそうの食べ過ぎやお酒の飲み過ぎで身体を壊す人々が少なくない。国家食物および栄養諮詢委員会副主任委員で中国栄養学会名誉理事長主席顧問の葛可佑(ガー・カーヨウ)教授は「春節の間もバランス良く食物を摂取することが大事だ」と話す。同教授によれば動物性脂肪の摂取量が急激に増加するこの時期、めまいや頭痛、動悸や息切れなどの症状を訴える人が増えるという。

「バランス良い食事」のポイントは2点。1)多品目摂取を心がける。2)総摂取カロリーの半分以上を穀物(主食)で摂り、できれば1日50g以上の雑穀を摂る。肉・魚類の摂取量が増えがちな時期だが、主食の摂取で一定量をキープすることで肥満や慢性病を防ぐことに繋がる。

こうしたグルメ症候群の発症を予防するには暴飲暴食を避けるだけでなく、魚や豆、卵などの上質なたんぱく質を1日に125gから225g摂るよう心がけ、100gから200gの果物と300gから500gの野菜を摂ることも大事だと同教授は説明。さらに食物繊維と1日に85gの穀物を摂ることで慢性病の発症を防ぎ、ダイエットにも効果的であると指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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